組合員及び林業関係団体の大きな期待を受けて令和6年6月に滋賀県森林組合が誕生して、私が初代組合長を務めさせていただくことになりました。
近年、森林・林業においては、多発する自然災害への対応をはじめ国土保全に資する森林整備の推進や持続可能な林業経営ができる山元立木価格の実現、再造林の推進、担い手確保など多くの課題に直面しており、これら課題を克服し森林・林業によるグリーン成長を実現することが急務となっております。
こうした中、令和6年度から森林環境譲与税の譲与配分が見直され、我々が要望してきました山側への配分増が実現するとともに、森林環境税の徴税も始まりました。
世界的には地球温暖化が問題となっており、その対策として、森林の若返りを図るための伐採再造林を計画的に進めることにより森林での二酸化炭素の吸収量を増やすことが求められております。
これらの転換期に呼応して、県下の森林を健全なまま未来に引き継ぐため、新しい森林組合が一丸となって組織体制等を強化いたします。
新生なりました滋賀県森林組合の将来をしっかり見据えて、「森林よし、組合員よし、組織よし」の経営理念を基軸にして、精一杯業務運営に努める所存であります。
皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。
滋賀県森林組合 代表理事組合長
